ヒートショックについて

皆さま、明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。


さて、寒い日が続きますね!

時期的に「家が寒くて、、、」というご相談が多いです。

寒いのは、なにかしらの暖房器具があれば、なんとかなります。

問題なのは、家の中の温度差によるヒートショックです。

入政建築が考えるヒートショック対策は、3つのポイントがあります。

①ワンルーム化

風除室を設ける。

「びおソーラー」の活用

まず、ヒートショックとは?

https://www.saiseikai.or.jp/medical/column/heatshock/
こちらのコラムがわかりやすく解説していますので、引用させていただきます。

『ヒートショックは冬場に暖房の効いたリビングから脱衣所に移動し、浴槽に入る時などに起こります。リビングから脱衣所に移動した際には、寒さに対応するために血圧が上昇します。そこで衣服を脱ぎ、浴室へ入るとさらに血圧は上昇します。その後、浴槽に入ると、急に体が温まるため、血圧が下降します。特に10℃以上の温度差がある場所は危険とされており、注意が必要です。(https://www.saiseikai.or.jp/medical/column/heatshock/ 引用)』



まず、廊下がいけません。

個室をつくって、そこだけ暖房する。
この考え方のプランでは、必然的に廊下がつきます。

廊下にも暖房器具をつければ、問題ないですが、多くの場合、廊下に暖房器具はついていません。

残念ながら、日本の家のほとんどは、この形態をとっています。

なるべくワンルームにすべきです。

階段部分に扉はありません。1階と2階がつながることで、家全体の温度差が小さくなり、ヒートショックリスクを低減できます。


次に重要なのは、家の玄関には、風除室を設けることです。

玄関土間には引戸があり、風除室としています。
ワンルームにすると、外部との出入り口付近から室内の熱が外に逃げます。
それを防ぐために、出入り口には、風除室を設け、ワンルーム部分の温度を安定させることが重要です。
風除室は、居室に比べ温度が低い場所になるので、野菜などの保存には便利です。一石二鳥!


最後は、北側と南側の温度差の緩和です。

南側は、太陽光が室内に入り暖かくなりますが、北側は、太陽光が入らないので寒くなります。(脱衣室やお風呂は、北側にあることが多い)

入政建築では、なるべく自然の力を使って温度差を小さくしたいと考えています。

びおソーラー(空気集熱式パッシブソーラー)を採用しています。






太陽の熱を床下に回し、南北の温度差を緩和してくれます。

なるべく、ワンルームにして、玄関には風除室を設け、びおソーラーを採用する。
寒いときは、エアコンなどの暖房器具を活用する。


結果的に家の温度差は小さくなり、ヒートショック対策になるのです。


設計 新野恵一






入政建築はココ!

エコショップもあるよ! お気軽に遊びに来てください。

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